平成21年度会議開催報告ホスピタルソリューション会
平成21年度 第35回実務グループ会議
平成21年2月25日(水)NTT 西日本本社ビルにおいて第35回M&B ホスピタル・ソリューション会 実務グループ会が開催されました。
(参加企業16社 参加者40名)
第一部 定例会
多山会長(㈱エネゲート 取締役社長)および松田事務局長(ユアサM&B㈱ 取締役社長)の挨拶より始まり、 事務局からは会の取組み状況などの定例報告がありました。
![]() (多山会長) |
![]() (松田事務局長) |
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また、株式会社ウィーヴァジャパンの高岡社長より「新タイプのオーバレイマットレスの事業展開について」のプレゼンがありました。 「空気を編むようにつくる」という全く新しい概念で開発された「エアウィーヴ」は耐圧分散性能を追求した新世代のマットレスです。 ウィーヴァジャパンはこの「エアウィーヴ」を北京オリンピックで水泳や陸上チームの選手に提供して、北島選手らメダリストたちの健康(快適な睡眠)を陰ながらサポートするなど、その寝心地の良さは高く評価されています。 |
第二部 講演会
特定医療法人 大道会 理事長 大道道大先生
~「リハビリテーション医療(ボバース記念病院)の現状と今後について」~
先生のご講演は、ボバース記念病院の沿革から、現状と今後についてでしたが、マルチスクリーンを活用し、リハビリテーションのための取り組みやMRIなど最新機器や進歩した治療の現状をわかりやすく説明して頂きました。
プレゼンテーションは、最新の機器やそれを活用した3D動画もある中身の濃いものでした。
ボバース記念病院は、入院ベッド数は一般的な疾患51床、および脳卒中後遺症の方の治療に対する病床51床、合わせて102床と、従来の半分以下とコンパクトにし、デザインの見直しでより明るく、より親しみの持てる病院にと取り組んでおられると言うことでした。
ボバースアプローチに基づく質の高いリハビリテーションは、内外で高い評価を得ています。
講演中、会員の質問に答えて、特に、半身麻痺の方の、歩き方も含めてリハビリのポイントをご自身が実演し、わかりやすく解説して頂きました。
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平成21年度総会
平成21年5月20日(水)に、阪急ターミナルビルにおいてM&B ホスピタル・ソリューション会が開催されました。
多山会長(エネゲート 取締役社長)および松田事務局長の挨拶の後、平成21年度総会および講演会が開催されました。
(参加企業16社。参加者35名)
折から新型インフルエンザ感染ピークの時期であり、開催そのものも危ぶまれたところですが、会員の皆様のご協力により無事開催、終了することができました。
第一部 平成21年度総会
多山会長の議長のもと、平成21年度総会が行われました。
事務局より昨年度の事業報告と会計報告および今年度の行事予定(定例会、実務研修会)の報告がありました。
また会長、副会長等役員の選任と新入会のメンバー紹介が行われました。
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第二部 講演会
民主党 吉田おさむ先生 (元副幹事長 前衆議院議員)
~「救急医療体制 および 医療改革」~
コミュニティを重視し、地域の行事には自ら積極的に参加し世代を超えた精力的な活動をされています。
講演会では救急医療体制の現状や医療がかかえているさまざまな問題をわかりやすく説明して頂きました。
また今後の高齢化社会における医療改革や国が抱える問題点について、政治家としての立場から様々なエピソードをまじえ興味ある現状を伝えて頂きました。
講演後の質問の場では、本音トークのやりとりが活発に行われ、実りある意見交換会となりました。
今後、真剣に医療改革をすすめていかなければならないという吉田先生の熱い想いがひしひしと伝わる講演会となりました。
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平成21年度 第36回実務グループ会議
平成21年7月14日(水)に、関西電力ビル4階においてM&B ホスピタル・ソリューション会第36回実務グループ会議が、15時45分より開催されました。
第1部定例会では、多山会長(㈱エネゲート 取締役社長)および松田事務局長(ユアサM&B㈱ 取締役社長)の挨拶の後、会の取り組み現況などの報告がありました。
また株式会社エネテック大阪 取締役 開発営業部長 小西 正人氏より「配管抵抗低減剤『エコミセル』の省エネルギーシステム実演と解説を行っていただきました。
第2部の講演会では、大阪大学医学部 中之島センター長 武田 裕教授の「患者安全と医療情報システムの動向について」についてと題してこれからの医療情報システムのあり方についてご講演をしていただきました。
![]() (多山会長) |
![]() (松田事務局長) |
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第一部 商品説明会
「配管抵抗低減剤『エコミセル』の省エネルギーシステム」について
株式会社エネテック大阪 取締役 開営業部長
小西 正人氏
「エコミセル」とは、大阪ガスが開発した配管抵抗低減剤で、配管内の抵抗が減り流れがスムーズになり、ポンプ動力などの負担が軽くなるため、省エネ・省コストにつながるというものです。
「エコミセル」は界面活性剤を主成分とする配管抵抗低減剤で、ビル空調システム等の配管の冷却水に添加することでポンプ動力を低減させ、省エネルギー・省コストを実現させる商品です。
実演でも注入前と注入後で液体の流れが変化することがわかりました。
第二部 講演会
大阪大学医学部附属病院医療情報部長
大阪大学中之島センター長
武田 裕 教授
~「患者安全と医療情報システムの動向について」~
第2部の講演会は、大阪大学の武田教授のお話でした。
教授はまず世界各国の、とりわけイギリスとアメリカの医療の現状をお話しされました。
また医療の効果性と効率性そして公平性についてわかりやすい説明のあと、IT化時代の今、情報の共有化の必要性とデーターセンター等での医療データはかくあるべきと、これからの長寿社会に向けて、健康のためのPDCAを回し、個人にマッチした医療データを提供できるようなインフラ作りの必要性を説明して頂きました。
さらに、日本のそれらのインフラは世界でも遅れているということも言われ、今後日本での、安全で効率的・効果的な医療実現のためのモデルを構築し、取り組む必要性を説かれました。
講演は誰でもわかりやすく、ヘルスケアの本質を突いたもので、これからビジネスとしても成り立つため、どこかで取り組んでほしいとも言われました。
![]() (わかりやすい講義をしてくださった大阪大学 武田教授) |
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平成21年度 第37回実務グループ会議
平成21年9月16日(水)関西電力ビル4階において、第37回M&B ホスピタル・ソリューション定例会が開催されました。
第一部 定例会
第1部定例会では、多山会長(㈱エネゲート 取締役社長)および松田事務局長(ユアサM&B㈱ 取締役社長)の挨拶の後、会の取り組み現況などの報告がありました。
![]() 多山会長 |
![]() 松田事務局長 |
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第二部 講演会
(財)日本バプテスト連盟医療団理事長 山岡先生
~「これからの病院経営」について~
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今回講師をして頂いた山岡先生は、北野病院の医院長をされていましたが今年4月ご退職され、現在は北野病院の理事として緩和外来を担当されておられます。 講演では、医師から経営者の立場へ変られた山岡先生が、北野病院の活性化を図るために、病院内の制度改革や職員の方々の啓発を行った取組経緯を具体例とともに、お話しをしていただきました。 それらの経験から、これからの病院経営にとって必要なことは良い人材(医者、看護婦、技術者等)の育成と確保、そしてその連携であることを説明されました。 山岡先生は肝臓外科医としてはやくから生体肝移植に携わってこられましたが、手術に係わる様々な問題や倫理観など、医者としてどうあるべきか苦悩 された当時のエピソードや、手術の映像なども交えた説明とともに、わかりやすくお話しされました。 今回の講演は、医療の現場のきびしさを知るとともに、先生のやさしさを感じさせる内容で、また会社経営の参考になる内容でもあったため、会員の皆さんも熱心に聞き入っていました。 |
